シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
小さなひつじを届けるために、探検隊は、東へ西へ。
さかのぼること、数ヶ月。
ちょっと肌寒くなって来た東京を飛び出し、たどり着いたのは九州最大の都市、福岡。そしてこちらが今回の主役、「福岡シェア生活2011」。
つい先日2011年も終わりましたが、旅自体は2011年でしたので、ま、そこはそんな感じで。
夜行バスにひたすら揺られ、早朝福岡にたどり着いた時にはまさかの土砂降り。
一時はどうなることやらと思いましたが、無事福岡を堪能することが出来ました。何を隠そう、とんこつラーメンと明太子は大好物なのですが、歩道に連なる屋台の煙を横目に、今回はたくさんのカフェや雑貨屋さんにお邪魔してきました。
本当に素敵なお店ばかりで本当はすべて載せたいのですが、ボリュームの関係で、まずはピックアップしたお店をご紹介していきたいと思います。
まずはじめにお邪魔したのは、「新しい本との出会いの場」をコンセプトに掲げるブックカフェ「Read cafe」。
高い天井が気持ち良い、すっきり爽やかな空間です。
壁一面にお酒がずらっと並んだ棚も素敵ですが、やはり目を引くのはたくさんの本たち!
これらの本は席で自由に読むことができて、なおかつ販売もしているそう。詩集、ガーデニング本、旅本に写真集と、ラインナップされているジャンルは様々です。
共通しているのは「不思議と手に取りたくなる」佇まいの装丁、あるいは並べ方でしょうか。なるほど、これなら新しい本と出会うことも多いはず。
めいめい好きな席で、好きな本を読みながら、好きなコーヒーを口にはこぶ。
その背を向け合った姿が絵になるのも、このカフェの魅力だと思うのです。
Read cafe
福岡県福岡市中央区薬院2-2-33 OASビル1F
曇り空の中、自転車を走らせて向かったのは海の方。
所狭しと並ぶ停泊中の漁船の向こうに見えるのは、巨大なクレーン群。実はこの一帯、大きな造船場なんだそう。
建造中のビッグスケールの船を目印に、向かったのは「breath」。
しぶい。
2階部分は普通の戸建て風、1階の入口は金属製の扉がまるで倉庫。おもしろいつくりです。でも、内部に足を踏み入れ見晴らしが良いと噂の2階へ上がると、入口のハードさと較べ、かなり柔らかな印象の空間。
1段上がった窓際のカウンターに腰掛けると、目の前にはなんと一面、さきほどの造船場ビューが。
造船の工程を眺めながらご飯を食べられるというのも、考えようによっては実に貴重なスポットかもしれません。好きな方なら、きっと何時間でもいられるのでは。
さて、ランチの目玉はカレーということで、ドライカレー(甘口)をチョイスしました。
店内には訪問者同士が本を交換するための特別な本棚があって、自分の読まなくなった本をお店に持っていくと、その本棚にある本と交換できるんだとか。
ルールはちゃんとあるそうなので、そちらは事前にチェックしておいた方が良さそうです。
印象的だったのは、一人でフラッとやってくる男性が多いこと。お昼時に1時間ほどお邪魔したのですが、滞在中に居たお客さんは全員男性の方でした。やはり、造船ドック効果でしょうか。
もちろん女性一人で行っても居心地はばっちり。落ち着いたランチタイムと船が待っています。
minato-cafe breath
福岡市中央区港3-3-20
続いて向かったのは、「あさだ荘」というアパート。
のっけから、素敵な香りがぷんぷんと。
はやる気持ちを抑えつつ、ゆっくりと中へ進みます。
中庭(駐車スペース?)を、ぐるりと部屋が取り囲む構造の集合住宅。この構造は、シェアハウスにしても面白そうですね。
現在は、普通に住居としても人が住んでいるカフェ、デザイン事務所、タイ式マッサージのお店など、彩りの豊かな面々が入居中だそう。
そのうちの1つ、名前に聞き覚えのある「かもめ食堂」さんにお邪魔します。
映画「かもめ食堂」を、よりほっこりとさせたような店内は、アパートなだけに家っぽくもあり。聞いてみると、使えそうなものはなるべく残してカフェにしたのだとか。
部屋をぐるりと囲むダイヤのタイルも、程よいアクセントになっています。
奥には「かもめ食堂」と同じ監督の作品「トイレット」のポスター。つまり、あのドアはそういうことですね。個人的に、こういうのはちょっと好きです。
メニューも手作りの雰囲気がとってもキュートで、空間にぴったり。
「かもめ食堂」をはじめ、他のカフェでもほっこりしすぎて、気づけば3時間ほど「あさだ荘」に滞在している始末。未体験の福岡の人は、ぜひ一度。
かもめ食堂
福岡市南区大楠3-7-26 あさだ荘3号室
日暮れの気配に追われ、慌てて向かった次のお店は、間口の狭いビルの3Fにある「coffon」。
なかなか急勾配の階段を一気に上り、白いドアをそっと開けます。
日当たりの良い店内は、コンパクトさが心地よいサイズ感。
左手の白い壁の裏側がキッチンになっています。壁の上にはおいしそうな果実漬けがずらり。
窓際のカウンターには一定の間隔でいくつかの本が並べられ、自由に手にとって読むことが出来ます。
陽の傾きはじめたタイミング。おやつ代わりに注文したのは、ソーセージの乗ったパンケーキ。
綺麗な彩りを見るやいなや、パンパンだったはずのお腹にスッと隙間が生まれます。なんとも不思議なメカニズムですね。
窓際では、小さな彼女もくつろいでいます。
coffon
福岡市中央区警固3-1-28 アーバン警固301
夜も更け、自転車での移動もさすがに肌寒くなってきた頃、訪れたのはなんだか賑やかな「COCON」。
一見ファーマーズマーケットのように見えるここは、八百屋さんが併設されている、面白い業態のカフェなのです。
店内は、大きな空間がルーバーで2つに仕切られています。
人数が多いとき・少ないときで使い分けているそう。なるほど。
ケーキをオーダーすると、赤ワイン漬けの果物が添えられてきます。
もちろんデザートだけでなく、メニューには野菜をたくさん使った料理やワインがずらり。
昼のランチも夜のお酒も、じっくり楽しめそうです。
COCON
福岡県福岡市中央区渡邊通り2-4-20 パール福岡1F
さて、ピックアップは、まずはここまで。
実際には、もっとたくさんの素敵なお店にご協力頂いています(本当に感謝!)ので、以前からお伝えしている通り、フリーペーパー設置にご協力頂いた全てのお店のリストも公開していきたいと考えています。もうちょっと、お待ちくださいませ。
また、ひつじ不動産では、札幌、仙台、金沢、東京、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の各都市でフリーペーパーを設置させて頂けるスペースを絶賛募集中です。
フリーペーパーが気になる方、(2011年と書いてあるけど)設置OK!というお店の方、いらっしゃいましたら送付させて頂きますので、info(アット)hituji.jp までご連絡くださいませ。
いつになるかはまだ未定ですが、新しいバージョンも早く全国にお届けしたいと秘かに意気込んでいます。
実は福岡にいる間、毎晩思っていたことがあります。
「明日こそラーメン食べよう!」
でも、結局ひと口も食べられずに帰ってきてしまいました。むしろ飛行機も遅刻寸前でした。さて、リベンジはいつにしようかしら。
(テルヤ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?