シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
自分でつくるから、愛しい。
人はそれぞれ「理想の暮らし」を持っていると思います。
海の近くでのんびり過ごしたい、都心のタワーマンションで優雅に暮らしたい。
どんな場所で、どんな暮らしがしたいか。環境とライフスタイルは、セットで考えることになります。
北九州・小倉のシェアハウス「coclass」は、<欲しい暮らしを手作りする>をコンセプトにしています。
各専有部はDIYが可能。壁の塗装や壁紙は入居者さんが選び、さらに自分で塗ったり張ったりすることができます。
初心者の方でも、事業者さんがしっかりとサポートしてくれるので安心。入居する前から準備をして、理想の部屋をつくります。
いろんなテイストの詰まったリビングダイニングも見どころです。全国を飛び回る人気のデザイナーさんによるインテリアは、宝箱のように素敵なアイテムがいっぱい。かわいくて、ちょっと大人で、ギュッと心をつかまれます。
まだまだシェアハウスの少ない北九州エリアですが、ここでつくられていく暮らしが北九州のトップランナーになっていくかもしれません。
コンクリートの建物の並びに、随分と古くから建つ平屋の木造住宅が入り交じるエリア。「coclass」は、ブロックの角に建つ4階建の共同住宅です。
1階は事業者さんの仕事場。2階と3階も、近い将来新しいプロジェクトが発足するとかしないとか。
4階へ向かうには階段を使います。
家具の搬入は引越し屋さんに頑張ってもらうとして、毎日の上り降りは適度な運動にもなりそうです。
ワンフロア2住戸だった間取りをシェアハウスに改装し、入り口はひとつになりました。
玄関まわりは、結構年季が入っているよう。少しはげた塗装も粗いコンクリートの床も、なかなか良い味を出しています。
ドアの上を見ると、COCLASSのサインがさり気なく飾られています。
玄関まわりの雰囲気になじんだ木枠は、ずっと前からそこにあったような佇まい。
玄関を開けると、インパクトのある壁紙が目に飛び込んできます。
細いタイルを並べたような模様。和の雰囲気も感じる、落ち着いた色合いです。
壁の奥はストックルーム。
シューズクローゼットとしても使われますが、スーツケースや季節ものの家電など、入居者さんの少し大きな私物もしまっておける場所だとか。心強いですね。
壁にはレトロなポストが。
届いた郵便物は、部屋ごとに振り分けられます。こんなポストだと、毎日の郵便チェックもちょっとした楽しみになるはず。
玄関は、そのままリビングへとつながっています。
いろんなテイストの小物たちがバランスよく配置された、ちょっと不思議な空間。
青い壁紙や赤茶色のソファが落ち着いた雰囲気をつくり、ちょっぴりエキゾチックな空気も感じます。
一方、ソファの背中側から対面の壁を見てみると、ポップな色使い。
同じ空間でありながら、見る角度によって違った雰囲気を楽しめるのも、珍しいと思います。
玄関で見たときは和風にも見えた壁紙が、ランプやミラーと組み合わせると一気に洋室の装いに。
天井は、コンクリートの躯体そのままの仕上げ。
高い天井は空間がより広く感じられますし、綺麗な色合いの壁とも意外と好相性です。
インテリアを担当したのは、東京で数多くのシェアハウスを手がけるデザイン事務所。
実際に小物を並べたり設置したりする作業は、わずか1日という非常にタイトなスケジュールだったそうです。どんどん彩りが加わっていく光景は、まるで家に魔法が掛けられていくようだったとか。
インテリアをじっくり見ていくと、動物のアイテムがとても多いことに気付きます。
鳥が飛んでいたり、
ライオンが微笑んでいたり、
クマが頑張っていたり、
カバがあくびをしていたり、
ゴリラの親子に見下ろされたりしています。探せばもっと出てくるかも。
単体で見るとクセがありそうですが、空間にはしっくりとなじんでいるのが不思議です。これも魔法の効果でしょうか。
ソファの他に、ダイニングテーブルも用意されています。
壁際の棚から突き出すように伸びたテーブルは、事業者さんが作ったオリジナル。よく見ると、天板が台形になっています。
テーブルを照らすのは3つのランプ。
なんだか、不思議な古道具屋さんに迷い込んだような気分。
ダイニングテーブルの横がキッチンスペース。
造作のオリジナルキッチンは、シンプルで使いやすそう。
天板と壁の一部がモザイクタイルです。
意外と掃除がしやすく、見た目がかわいいタイルのキッチン。調理をする時間も楽しく過ごせるのは、日常使いを考えると、なかなか大事なことです。
個人の食材や調味料などは、青いラックに収納できます。
車輪が付いていて、引き出して使えるのが便利ですね。
水まわり設備は1箇所にまとめられています。
すりガラスの引き戸をガラリと開けて、先へ進んでみます。
ドアの先には、洗面台とドラム式の洗濯機が設置されています。
窓から光がたくさん入ります。朝、歯磨きをしながら太陽光を浴びると、スッキリと目覚められそう。
さらに奥にはバスルームがあります。
ウッド調のアクセントパネルが落ち着いたテイスト。バスタブは、ゆったり足も伸ばせるサイズです。
レトロなドアノブがかわいい、トイレのドア。
空室の青いサインを確認して、ドアを開けてみます。
トイレは、他のスペースとは雰囲気がガラッとかわり、さわやかなテイスト。
きれいな水色の壁紙に近寄ってよく見ると、どうやら魚が隠れているようです。
気分は水族館。
では、お待ちかねの専有部を見ていきます。
はじめは、緑の壁の裏側に位置する401号室。
部屋のなかにステージのような段差がある、不思議な間取りです。
大きめのベッドを主役にしたり、クローゼットのようにハンガーラックをぐるりと置いてみたり、面白い暮らし方ができそう。
もともとは水まわり設備があった場所のようで、壁の一部がタイル張りになっているのも、ひとくせあります。
401号室に限らず、全部屋DIYができるのも特徴のひとつ。
壁を塗装したり、壁紙を自分で選んだり、愛着のある部屋を自分でつくることができます。
黒い壁紙は男性の入居者さんが選んだそう。エッジが効いていて、格好良いです。
続いて402号室。
入居者さんが壁の色や模様を自由に決められるように、はじめは塗装や壁紙など、なにも施されていない状態です。
壁の塗装や壁紙張りは、入居者さん自身で行うのが基本。入居前に、自分の部屋を塗装しに通う入居者さんもいます。事業者さんがきちんとサポートしてくれますから、経験がない方もご安心を。
事業者さんたちとワイワイしながら壁を塗っていると、時間が過ぎるのもあっという間です。
最後は403号室。1番広い部屋です。
ひとり暮らしからの引っ越しでも、ベッドや冷蔵庫などの家具がきちんと収まりそう。
窓が大きくて明るいですし、シンプルな間取りで使いやすいと思います。
ベージュのボードの部分には、塗装だけでなく棚の取り付けなども可能です。
壁に残された手書きのメモも、なんだか良いです。
ターミナルである小倉駅からは、3駅4分の場所にあるモノレールの駅です。
整備された大通りを一本入ると、古い日本家屋と近代的なファミリー向けマンションが入り交じる住宅地が広がっています。
深夜まで営業しているスーパーの裏手に、瓦屋根が特徴的な昔ながらの駄菓子屋さんがあったり。
じっくり歩いてみると、日常生活では見逃してしまいそうな細い路地もたくさんあります。特に、古い建物や町並みが好きな人には、楽しめるエリアかもしれません。
呼び込みのおじさんの威勢のいい声が飛ぶ活気ある商店街も、街の特徴。
シャッター通りという言葉をよく聞くなかで、人情味あふれる元気な商店街が家の近くにあるのは嬉しいですね。お店の人と仲良くなれば、なにかおまけをしてくれることもあるかも?
駅の脇を流れる川に沿って、広がる市場。一体には屋根がかかっていますが、普通のアーケード街とはひと味違う、不思議な場所です。
商店だけでなく飲食店も多いですから、隣駅まで足を伸ばしてみるのも面白いと思います。
ちなみに、旦過市場のすぐそばには、創業80年を目の前にした「小倉昭和館」という古い映画館があります。
ミニシアター系作品を2本立てで上映していて、その料金はなんと大人¥1,100!
是非、常連になってみたいものです。
運営管理を行うのは、「株式会社北九州家守舎」さん。
小倉・魚町エリアを中心に、リノベーションによる街づくりに取り組む、勢いのあるチームです。
「欲しい暮らしは手作りで」がキーワード。
その言葉を体現するように、工事のほとんどをスタッフさんやサポートメンバーの方の手作業で行いました。
各部屋はDIYを前提とした潔いつくりで、代わりに手厚いサポート体制が整っています。シェアハウスの建物の1階には、事業者さんの拠点のひとつでもあるDIYショップ「はたらこくらす」が入っていて、入居者さんのDIY相談はいつでもOK。実際の作業もバックアップしてくれます。
実際に自分で手を動かすと、かけた時間と想いの分、いっそう愛着のある部屋になります。塗装のちょっとしたミスも、挑戦した証として思い出になるはず。
心強いサポートもありますし、あまり難しく考えずにやってみるのがいいと思います。やり直しもできるのが、手作りのいいところ。お問合せはコチラからどうぞ。
欲しい暮らしを作って、育てていく。
ちょっとずつ変わっていくのもまた、楽しみです。
(テルヤ)
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